文句をいいつつ読んでしまう恩田陸

これは 怖かった。
この前読んだ『六月の夜と昼のあわいに』が
あまりよくなかったので
期待してなかったのだけど
怖かった。

家に残る記憶・・・。
異常なことなんだけど
読んでいるうちに
こんなことって
日常的にあるんじゃないかと思ってしまう。
でも、敷地が 聖地あるいは穢地かもしれないという言い伝えは
蛇足なのでは・・・。
怖さがぼやける・・・。
どうして、ファンタジー的なものをいれたいんだ!

そして最後の 『付記・われらの時代』は
単行本書き下ろしだそうだけど
いらないのでは・・・。

私の家では何も起こらない (幽BOOKS)

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