2008-01-01から1年間の記事一覧

イタリアとフランスどっちが好き?

佐藤賢一が、フランス革命の本をだしたらしい。 これから、続々とでるらしい。 フランス革命といえば、ベルばらだけど、 うーん。サン・ジュストは美少年のままなのだろうか。 佐藤賢一のフランスびいきと 塩野七生のイタリアびいきを くらべながら読むと面…

子荻ちゃん、なぜ。

先週末読んだ本。 戯言シリーズ 最終巻。 武士道シックスティーン。武士道セブンティーン。 夏から夏へ。 萩原子荻が、なぜ零崎を標的にしたのか誰か教えて下さい。 きつねさんが零崎を狙った訳はわかったけど、 子荻ちゃんが零崎を狙ったのはなぜか分からな…

「テロルの決算」読み返しました

「テロルの決算」 読み返しました。 今の感想だと、もっと浅沼のことを書き込んで欲しい ということです。 年を重ねるとは、こういうことなのか。前回、文庫のあとがきと書いたけど、 ハードカバーのあとがきで、 10年前と10年後じゃなくて 5年前と5年後でし…

何者かになれるかな?

昔読んだ本を読み返してみようと思いたった。 図書館へ行く。 倉橋由美子はきついかな。 中上健次はいけるかもしれないけど・・・ 村上春樹はなんだかなあ。 安部公房は・・・うーん。 つかこうへいは無理。たぶん。 で、さんざんうろうろしたあげく 「コイ…

文学少女 立ち戻って読む。

ごめん、 「文学少女と飢え渇くゴースト」 面白かった。 立ち戻ってよんでもいい。 ホントごめん。 ところで、「文学少女シリーズ」を読むと 佐々木丸美を思いだすのは、なぜなんだろう。 内容とか、全然違うのにね。 でも、佐々木丸美って今でてたら、ラノ…

文体と雰囲気

あくまで、まっすぐ。 紅玉いづき。 文体もいい。読んだあとも、物語から抜けれない。 文体だけで言うと「影のオンブリア」が一番だと思うけど 「MAMA」もいい。 物語の雰囲気と文体があうって大事だね。影のオンブリア (ハヤカワFT)作者: パトリシア・A・マ…

テロルの決算 三度読もうね

沢木耕太郎が好き。 深夜特急と小説以外。 「凍」を読んだとき、沢木、ルポを頼むよ。と、思わず叫んだのは私だけでしょうか。「テロルの決算」の文庫版のあとがきで(記憶が定かではないのだけど、たぶん) 10年前に書いていたら 山口二矢のことばかりで…

泣ける本ベスト3

「ミミズクと夜の王」を読んで泣いてしまったので、 泣ける本 ベスト3をあげてみよう。「約束」 石田衣良 泣いた。「約束」も泣いたけど、最後の「ハートストーン」も泣けた。 ほんとにもう。 「朱鷺の遺言」 小林照幸 大宅壮一ノンフィクション賞受賞作 宇…

「ミミズクと夜の王」 遅ればせながら

「ミミズクと夜の王」を読む 少し泣いてしまった。 まっすぐな物語はいい。 女の子が意思を力として、目的をとげるファンタジーは 私の好みです。 今のところ、今年読んだ本の中で一押しでしょうか。癒しと再生の物語は少し食傷気味。 大きい意味でいえば、…

文学少女と零崎だっちゃ

近所の本屋にそれしかなかったので、シリーズ2,3,4をとばして 「文学少女と慟哭の巡礼者」を読む。 面白い。 でも、とばした分は読まなくて、次の巻にいってもいいかな。 文学少女シリーズは、例えば千愛ちゃんなんかは 普通の人の感情の動きと違ってて…

ドラエもんの不思議

ドラエもんって不思議。 過去を変えちゃいけないって、ドラエもんが来た時点で変わりまくってるのに。 無数のパラレルワールドができてるっていうのか。 でも、そういう解釈だったら、タイムパトロールはいらないし、 もしかして、失業対策?しずかちゃんに…

私が筋子を食べられない訳。 

新聞を読んでいたら 倉橋由美子が 来そうらしい。ところで、私は筋子が食べられない。 高校生の頃までは、大丈夫だっだのに。というか、むしろ好きだったのに。あれは忘れもしない高校3年の冬休み。 私は 倉橋由美子の短編集を読んでいた。(何をしてる受験…

文学少女シリーズ 侮りがたし

ついに 文学少女シリーズを読む。 おもしろかった。 ラノベって 読みたいけど 多すぎて どれを選べばいいのか わからない。 文体がダメってのもあるし。 財力の問題もあるし。“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メ…

恩田陸を久々に読む。

久しぶりに恩田陸を読む。 私の好みとしては 高校生くらいの子を書いたのが好きなんだけど 「6番目の小夜子」とか「ネバーランド」あたり 今回は短編集「朝日のようにさわやかに」 「麦の海に沈む果実」のシリーズは好き。 最近の恩田陸は 技巧に走りすぎて…

遠足はうちに帰るまでが遠足。では、読書は・・・

歳をとると堪え性がなくなるのか、最後まで読まなくなる本が増える。 昔は、どんなに難解だろうがつまらなかろうが、意地になって読んだのに。 学生時代から30代前半までで 途中であきらめたのは 高橋和巳「非の器」だけだったのに、 今じゃ結構ある。 長…

架空の人物ベスト3

架空の人物ベスト3 1.源博雅 陰陽師 夢枕獏 だってたるんだ肉も愛しいなんて普通言えるか。 しかも、楽を愛してるんじゃなくて、天に愛されてる漢なんだぜ。 2.アズュラーン タニス・リー 作品によってばらつきがあるので 私のおすすめは「死の王」です…

応援にため息は厳禁  おお振りより

母校の野球部が県大会の決勝戦を昨日戦った。 普通の公立高校で、甲子園なんて夢のまた夢と思っていたのに ここまで勝ち進んで地元は大盛り上がり。 延長11回で2対3で負けたけど、ありがとうね。 途中チャンスをものにできない時もあったけど、ため息は…

うたぐりぶかいのはまる。

石原都知事が皇太子の五輪招致運動参加の問題で 「お国のために」って言ってた。 違和感がある。 皇室は、「お国のため」じゃなくて 赤十字とか文化的なこととか もっと世界規模で弱い人によりそうような活動をして欲しいと思ってしまいます。 どうも石原都…

主人公はいつも変

ゆうべ 文弥人形を観た ひらかな盛衰記 源太勘当の場 文弥とか文楽とか説教節のストーリーをみてて いつも思うのだけど 現代人の感覚(もしかして当時の人も)からすると 「こいつら変」っていう登場人物の言動を納得させて感動させなきゃならないから 演じ…

貧乏は悲しい

読書量と財力のバランスがとれない場合 図書館に頼るしかないのだが (ラノベは娘の友達にお願いするときもある) その場合問題は大きなトコでふたつ。 まず、新刊は読めない。 まあ、これはいいとしよう。 もうひとつは、たまに図書券を手にいれたりして、…

京都に対する誤解

森見登美彦と万城目学と西尾維新を同時期に読む。京都っていったい・・・・へんな雄叫びが聞こえたり だるまが降ってきたり 赤いカッコイイ人がいたりぜひ、住んでみたいものだ。鴨川ホルモー作者: 万城目学出版社/メーカー: 産業編集センター発売日: 2006/0…

中学生にすすめるSF3冊

なんだろう。 でも、最近SF読んでない。 サイバーパンクは「ニューロマンサー」が最後だし、 PK・ディックも「ヴァリス3部作」は正直きついし、 ということでちょっと古いけど 1.夏への扉 やっぱりこれはおさえて欲しい 2.たったひとつの冴えたやり方 ジェ…

レガリスのニュースがない

本を読んでいると、その文体で考え事をするのはしばしば。 この前 有川浩の「海の底」を読んでる時期は テレビ見ながら、今日はレガリスのニュースないのか・・・ と思ってしまった。 まずいかもしれない。[rakuten:book:11462951:detail]