何しに海へ

ここ何年か、海につかるのがおっくうで
海にいっても
3メートル*3メートルのターフを独り占めして
本を読んだり、昼寝をしたりしてのんびりしてます。

でも、私のお役目は本当は
海に入っている旦那が沈んでないか時々確認すること。
でも、牧文四郎君が
切腹した父親の遺骸を荷車で運んでいる時
山根清次郎一派に出くわし、彼らから嘲りをうけても
「父を恥じてはならん」とこらえたり
気持ちがおれそうになったところへ
2歳年下の道場仲間が荷車の後ろをおしてくれたりしてると
ついついおろそかになってしまうのでした・・・。


蝉しぐれ (文春文庫)

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