冷静になっちゃいけない

文弥人形芝居を観ました。

文弥節にあわせて人形を遣うのだけど
文楽と違い1人遣い
細やかな表現はできないけど
動きが速くて、面白い。

で、今回は『ひらかな盛衰記』
神崎揚屋の段、奥座敷の2場。

梅が枝(千鳥)ちゃんが、柄杓持って走り回ってました。

で、ストーりーはやっぱり突っ込みどころ満載。
揚屋で客とらないって?
源太くん、自分が浪人だからって相手にされないってぐずぐずいうけど
だって、揚屋だよね?恋人働かせて何言ってんの・
てっゆうか、なぜそこで働く?
でもって、客とらないで自分で揚代はらってりゃそりゃ借金が・・・。
で、鎧を質にって?
お金返せないよね、どう考えても・・・。
今だったら、多重債務で自己破産だよね。
・・・揚屋の主人かわいそう・・そりゃさっさと身請けしてもらいたいよね。
「アア、金が欲しいなア」
何をいってるんじゃ!

何にも考えてないカップルにやる300両はない!
と思いきや、息子の尻拭いでお母様がぽんと300両。
なんとなく、めでたしめでたし。
鎧を着て、踊りまくる源太景季。

と、後から考えると次から次へと。
でも、面白かったからいいや。