私が筋子を食べられない訳。 

新聞を読んでいたら 倉橋由美子が 来そうらしい。

ところで、私は筋子が食べられない。
高校生の頃までは、大丈夫だっだのに。というか、むしろ好きだったのに。

あれは忘れもしない高校3年の冬休み。
私は 倉橋由美子の短編集を読んでいた。(何をしてる受験生)
夕方読んでいたのは 「蛇」
蛇を飲み込んでしまった男が、いつのまにか蛇に飲まれてしまったという話なんだけど、
描写が・・・・。
自分の喉にも蛇がいるようで、
鱗なんかもささったりして、

そして、夕食。
食卓にはヌメヌメ光る筋子が・・・・。

そして、私は筋子が食べられなくなったのでした。

ちなみに、  「マゾヒストQ氏の肖像」で マゾって耽美なんかじゃない。
と、気づかせてくれたのも 倉橋由美子でした。
そう考えると影響を受けた作家の筆頭と言えるかもしれません。